毎年訪れる出会いと別れの季節が今年もやってきます…

ドラフトで入団する選手がいれば、それと同数前後の退団する選手もいます

ユニフォームを脱ぐ選手のファンの方々は特に胸が痛む時期ですね…

本記事では引退発表した鍵谷と既に退団したスティーブンソンを除いた
育成落ちや現役ドラフトを含めたオフの整理選手の予想/考察をしたいと思います





戦力外予想

石川直也
1軍経験豊富な高卒10年目の右腕
今年は開幕2軍で始まり6月中旬には防御率4点台と前半は精彩を欠き続けた
そこから10試合以上無失点が続き調子が上向きになるも一9月末まで切1軍から声がかかる事はなかった
9月には他の投手を守る為か?雑に起用される場面もあり立場や序列はかなり苦しいか
正直まだできる気はするしトレードの可能性もあるけど、チーム状況的に切られやすいと思う

齊藤伸治(育)
球団初の大卒投手の育成指名で入団して早4年
去年は自信初の40登板をクリアし防御率2点台を記録するなど飛躍のシーズンになった
しかし今年は調子が良い日は好打者を簡単に打ち取るし悪天候もなんのその
一方で調子悪い日は全く制球効かず四死球連発からの痛打の両極端パターンが悪い方に悪化
良い日のスライダーはホント好きなんだけどちょっと苦しいかなぁ

福田光輝
昨年プロ初本塁打を記録した内野手
移籍2年目を迎えた今季はチーム事情もあり前半は2軍で二遊間を守る頻度が激増
唯一昇格した6月下旬には結果は出したが短期間で抹消
その後7月中旬から8月末までの1か月半でまさかのヒット1本
特に8月以降は途中出場が多くまともに打席数も与えられなかった
結果が出ない中堅外様に厳しいフロントがこのまま残すとはちょっと…

若林晃弘
今年3月にトレード移籍したUTプレイヤー
移籍早々にOP戦で4番に抜擢されるなど期待も高かったが即怪我で早々に離脱
その後も度重なる怪我で実戦復帰は9月まで要してしまった
本来のフロントの思惑通りの活躍をしてくれれば細川や奈良間が1軍に幽閉される事もなかった?
事を考えると期待に応えられなかった若林に対する処遇は厳しいモノにならざるを得ないか
2軍打撃成績は打数が少ないながら悪くなかったのでもう1年キープもあり得る

江越大賀
移籍2年目を迎えた人気者外野手
今年は開幕こそ1軍だったが4月中旬から2軍に抹消されるとシーズンの大半を2軍で暮らした
2軍での起用はほぼほぼ途中出場で打席数も多くなくその中で結果を残す事もできなかった
自身のシーズン最多出場した去年とは打って変わって立場がかなり苦しいシーズンとなった
代走守備固めとしての能力は相変わらず高そうだが人数過剰気味になった今の外野陣では溢れる…

阿部和広(育)
代走ガチな高卒3年目外野手
今年は長期離脱に加え本格的な打撃不振に陥り出場機会が激減
育成選手は3年目オフに1度自由契約になる規定があるわけだが
その年に出塁率が2割を切り三振率が4割超えととんでもない数字になってしまった…
守備走塁での貢献は高いが他にも育成で使いたい外野手も多く、立場はかなり厳しい

マーフィー
入団当初は先発予定も開幕前に配置転換された新外国人
開幕直後は失点が目立ったが4/18から18登板連続無失点を記録し大車輪の活躍をみせた
しかし短期間での酷使が災いしてか後半に入るとパフォーマンスが急落
新庄が1イニング我慢できず交代させられる試合も多く見受けられた
最終盤は2軍で先発を任されるも球速の割に空振りが取れず苦しい投球もちらほら
2年目が球団にオプションがある契約で?いわゆる保険枠として残す可能性も無くはないが…

ロドリゲス
来日7年目を迎える助っ人右腕
昨オフの更改時は先発再転向の方針もあったがふたを開けたら今年も中継ぎ
4月後半に1軍昇格し10試合投げまずまずの結果は残したが抹消となり1か月行方不明
6月末2軍に復帰するも以降週1程度でしか投げず、抑えてはいるが球速は微妙
複数年契約をしたと思われる期間中の怠惰な態度もあり更なる更改はほぼ無さそう


-育成落ち-

玉井大翔
チームを救い続けてきた鉄腕
今年は腰のヘルニアを患い長期離脱を経験…前半の最後に復帰するも平均球速が4キロほど減
ヘルニアの影響で身体全体の筋力が落ちたかどことなく外見も細くなってしまった印象
9月末の登板では球速を幾分か戻し復活の兆しは見せてくれた
功労者でもあるので一度支配下から外し完全復活したら戻すルートはありそう

黒木優太
トレード加入1年目右腕
今年は春季キャンプから二段階を辞めた新フォームに変更するがコレが失敗
前半は登板する度にピンチを作ったり失点するケースが見受けられた
7月に1軍で2登板するもあっという間に抹消となり、その後は実戦にすら現れなかった
鎌スタの外野外周をトレーナーと歩いている姿が度々目撃されており下半身や腰のコン不の可能性?
実績ある選手なので即戦力外というよりは育成に落として様子見というのもありそう

安西叶翔
6月末に右肘の手術が発表された2年目投手
プロ入り後殆ど実戦に出て来ておらず幻のポケモンのような存在だったがまさかの手術
記事を書いている9月現在では軽いリハビリを行える程度には回復しているらしい
去年の宮内のように大怪我→育成落ちの流れは想像に難しくない

北浦竜次
今年7年目を迎えた左腕
去年終盤にアピール成功して今年も1軍スタートを切る事が出来たまではよかった
しかし新庄に勝利を呼び込む幸運の置物として?4月に酷使されてしまい交流戦前に抹消
その後は2軍でもみるみる成績が悪化し防御率が2桁になってしまった時もあり
オフパラを迎えるどころかちょっとユニフォーム脱がされそうなくらい立場怪しくなってしまった
それでも8月9月は8試合連続無失点で最後の数試合は球速も戻った
序列が下がった事には変わりないが、復活の可能性も鑑みて1度育成落ちも?

古川裕大
大卒4年目を迎えた打撃型捕手
今年はチーム事情もあり2軍で内外野を守る便利屋枠としての起用がメインに
一方で期待されている打撃面は2軍成績で打率、出塁率がキャリアワースト
去年の梅林の成績で育成落ちするなら今年の古川もよくて育成落ちは免れないか?

FA/ポスティング

今年はポスティングする選手がいるという話は聞いた記憶はない
FAする可能性があるとしたら石井一成くらいか?

今年の石井は5月中旬まで調子よかったが少し数字が落ちた所で2軍落ち
しかし再昇格した7月は素晴らしい活躍を見せチームの上位進出に大きく貢献した
今年のシーズンOPSはキャリアでも高めの数字を残しており打撃型セカンドとして一定の立場を得た

そんな今シーズンに国内FA権も獲得した石井だがシーズン終盤に抹消し最後は2軍暮らしとなった
FA権獲得シーズンにしてはちょっと配慮に欠けた扱いで出て行かれても不思議ではないか?
Cランクで宣言したら豊富な1軍経験故の需要もありそうだし、手薄な二遊間事情からして今年の石井はちょっと出て行かれたら困るかも

トレード/現役ドラフト


田中瑛斗(トレード)
プロ7年目を迎えた右腕
今年は開幕直後に2軍で3連勝し1軍抜擢されるも炎上で即抹消
その後は2軍でも先発失格となり中継ぎに転向するとコレが良かったのか奪三振率が急上昇
再昇格した際には結果を出せず再び即抹消となるが、2軍では一定の数字を残した
変化球の持ち球は色々あるが、ロッテに移籍した西村のように球種を絞った方がいいのかも?
環境を変えればワンチャン?という印象なので他球団に移ってどうなるか見てみたい

鈴木健矢(現ドラ/トレード)
22年シーズンからアンダーに転向して活路を見いだした右腕
今年は過去2年以上に便利屋での起用が進み、中継ぎと先発を行ったり来たりを繰り返した
そして6/6の広島戦を最後に再昇格は叶わず、夏場以降は2軍での炎上も目立った
変則投手としての需要や1軍経験などで他球団からの得票目的で現ドラへの選出は割とありそう

宮内春輝(現ドラ/トレード)
大社2年目のサイドスロー右腕
ルーキーシーズンの去年は2軍では高奪三振率&低与四球率を誇るも1軍では度々甘い球を痛打
オマケに秋キャンプに靭帯断裂の大怪我をしてしまい1年目オフから育成選手に
今年は7月中旬に戦列に復帰すると即支配下に再昇格を果たし界隈をザワつかせた
ただ平均140後半の力あるストレートやいい角度で放るシンカーは健在なので環境が変わると?

最後に

若い選手が多くどこを切るか悩みましたが、少し多めに選出させていただきました

理由としては
・上沢復帰の可能性
・近年の支配下ドラフトは平均6人以上指名する年が多いため
・今年のように外国人多めの構想も考慮
・FA宣言選手への交渉参戦に際する枠空け
・育成契約組を複数支配下昇格するための枠空け
この辺りが主ですね

今年は久しぶりにAクラスに入る事が出来た
しかし連続してAクラス入りしていくには更なる戦力増強を画策していきたいところです

特に今年は先発中継ぎ共に一部選手にかなり疲労が溜まる使われ方が目立ったので
FAやトレードで投手力が充実してくれると助かるんだけどなぁ


※容赦なくバッサリ行くなら上原と加藤豪もトレードの候補に挙がると思ってます
ただ、今は先発に余裕がないので上原切るのはリスクが割とあるので今回は外しました
加藤豪は終盤2軍でも数字を落とし現状実質ほぼファースト専になってて凄く扱いに困ってそう

また育成投手陣も大ナタを振るうなら柿木と松岡も怪しい気もする
しかし柿木は10登板以上したシーズンでの防御率と奪三振率がキャリアハイだから残りそう
松岡は現ドラ組だからなんとも難しいが、まだ若いし終盤に球速戻したしもう少し見たい